研究・事例報告における優秀発表の表彰

 

 日本造園学会北海道支部における「研究・事例報告」は,北海道内の学生(大学・短大・専門学校等)・一般の方々が造園に関連する設計作品や調査報告をまとめて発表する機会を提供する企画であり、造園学会北海道支部大会のプログラムの一環として実施されています。
2009年度からは,「学生セッション」として応募作品の中から来場者投票により優秀作品を選出・表彰する試みをはじめ、また,2010年度は支部として選考委員会を立ち上げ作品の選出・表彰を行ってきました。また,2014年度からは,学生セッションから形を変え,学生の口頭発表とポスター発表の双方について,さらに2018年度からは,学生に加え,一般についても表彰することとしています。


<<令和4年度(2022年度)

<応募状況>
口頭発表10件(うち学生発表8件),ポスター発表21件(うち学生発表20件)の応募があった。

<受賞作品>

※委員会による選考の結果、以下の発表及びポスター発表が入賞した。

<口頭発表>

*学生部門

>優秀賞

陳 絵(北海道大学大学院農学院)、愛甲 哲也

「ヤシ侵食防止マットの施工によるチングルマの種子定着効果」

卓 一豪(北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院)、上田 裕文

「中国広西チワン族自治区における「農家楽」観光の均一化問題に関する考察

 ―風景イメージスケッチ手法を用いて―」

>奨励賞

卓 一豪(北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院)、上田 裕文

「中国広西チワン族自治区における「農家楽」観光の均一化問題に関する考察 ―風景イメージスケッチ手法を用いて―」

北沢 一樹(北海道大学農学部)、愛甲 哲也

「富士山におけるCOVID-19前後での登山者の変動に関する研究」

**一般部門 該当なし

<ポスター発表>

*学生部門

>優秀賞

髙橋 麗未(札幌市立大学デザイン学部)

「水景空間における水影の研究」

王 ロ(北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院)、上田 裕文

「SNS写真から洞爺湖における観光客がGeodiversityに関する認識を考察する ー支笏湖との比較を通してー」

>奨励賞

佐藤 美月(室蘭工業大学理工学部)

「サイバー空間での遊びの特性に考慮した現実空間の外遊び環境の整備に関する研究」

姫野 南美(北海道教育大学函館校教育学部国際地域学科)、四ツ屋 和、村上 健太郎

「北海道南部における海浜植生の種組成とその成帯構造」

**一般部門

>奨励賞該当なし


<<令和3年度(2021年度)

<応募状況>
口頭発表7件(うち学生発表6件),ポスター発表25件(うち学生発表24件)の応募があった。

<受賞作品>

※委員会による選考の結果、以下の発表及びポスター発表が入賞した。

<口頭発表>

*学生部門

>優秀賞該当作品なし

>奨励賞

伊藤 瑠海(いとう るみ)さん(北海道大学大学院農学院)ほか5名

「COVID-19の流行が国立公園利用者の混雑感に与える影響」

千葉 利久(ちば りく)さん(北海道大学大学院農学院)ほか1名

「野鳥への餌付けが人と野鳥との距離に及ぼす影響」

**一般部門

大工 秀樹(札幌開発建設部 国営滝野すずらん丘陵公園事務所)、ほか3名

「国営滝野すずらん丘陵公園のコロナ禍における管理運営について」

<ポスター発表>

*学生部門

>優秀賞

能戸 紫月(のと しづき)さん(札幌市立大学デザイン学部)

「der wald」

葛西 芳枝(かさい はなえ)さん(室蘭工業大学工学部)

「高校生の地域に対する意識変化を促す地域課題解決型学習の方向性に関する研究」

>奨励賞

来田 玲子(くるた れいこ)さん(札幌市立大学デザイン学部)

「憶えゆく森 ー心は想う、身体は感じるー」

池田 瞬哉(いけだ しゅんすけ)さん(北海道教育大学(函館校)国際地域学科)ほか2名

「路面間隙に海崖生植物群落は成立するか?」

**一般部門

>奨励賞該当なし


<<令和2年度(2020年度)

<応募状況>
口頭発表4件(うち学生発表3件),ポスター発表22件(うち学生発表21件)の応募があった。

<受賞作品>

※委員会による選考の結果、以下の発表及びポスター発表が入賞した。

<口頭発表>

*学生部門

>優秀賞該当作品なし

>奨励賞

林 和沙 (北海道大学大学院農学院)

「農業に関する経験が農地景観への愛着や保全意識,農地の多面的機能の理解へ及ぼす影響」

**一般部門

>該当作品なし

<ポスター発表>

*学生部門

>優秀賞

目時 莉那(札幌市立大学デザイン学部)

「そして森は,亡くなった。」

木村 仁哉(室蘭工業大学工学部)

「富山県舟橋村における CSV 経営の推進に資するエリアマネジメント勉強会による企業の意識 変革に関する研究」

>奨励賞

菅原 百香・長峯大虎・村上健太郎(北海道教育大学(函館校)国際地域学科)

「絶滅危惧種の生育場所に石垣はどの程度寄与しているか」

**一般部門

>優秀賞

佐藤 厚子・畠山 乃(国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所)

「異なるメッシュシートによるオオイタドリの生育状況の比較」

**一般部門

>奨励賞該当なし


<<令和元年度(2019年度)

<応募状況>
口頭発表7件(うち学生発表5件),ポスター発表27件(うち学生発表24件)の応募があった。

<受賞作品>

※委員会による選考の結果、以下の発表及びポスター発表が入賞した。

<口頭発表>

*学生部門

>優秀賞該当作品なし

>奨励賞

黄 貝嘉(北海道大学)

「札幌市の都市公園における通常再整備と機能分担に対する地域住民意識の比較」

**一般部門

>該当作品なし

<ポスター発表>

*学生部門

>優秀賞

李 之研(札幌市立大学)

「C-UTOPIA」

髙橋みなみ(室蘭工業大学)

「地方における幼稚園の持続性に資する自然体験型の園庭整備に関する研究」

伊藤夏希(室蘭工業大学)

「エンゲージメントの観点からみたローカルビジネス創出を担う地域人材育成プログラムに関する研究―和歌山県田辺市「たなべ未来創造塾」の塾生ネットワークを対象にー」

>奨励賞

鈴木香穂(室蘭工業大学)

「室蘭市における住民の意識からみた都市公園の維持管理コストの適正化に関する研究」

吉澤あかね(東京農業大学)

「網走市北浜道路法面に移植したエゾキスゲの生残・成長・開花特性」

**一般部門

>優秀賞

東英俊(札幌開発建設部国営滝野すずらん公園丘陵事務所)ほか3名

「国営滝野すずらん丘陵公園のインバウンド観光利用の特徴」


<<平成30年度(2018年度)

<応募状況>
口頭発表8件(うち学生発表3件),ポスター発表29件(うち学生発表21件)の応募があった。

<受賞作品>

※委員会による選考の結果、以下の発表及びポスター発表が入賞した。

<口頭発表>

*学生部門

>優秀賞該当作品なし

>奨励賞

平野遙人 (東京農業大学)
「網走市北浜道路法面に移植したエゾスカシユリの成長・開花特性~移植後4年目の経過~」

**一般部門

>優秀賞

酒井裕司 (イメージランドスケーププランニング)
「空知地域に残る炭鉱遺産の価値について」

<ポスター発表>

*学生部門

>優秀賞

安間理子 (北海道大学)
「まちの北大プロジェクト -ムメントモリ-」

中野祐美(室蘭工業大学)
「長沼町における新規就農参入者の実態と地域との関わりについての研究」

>奨励賞
佐藤花映 (札幌市立大学)
「森のアドベンチャー」

守屋杏 (札幌市立大学)
「Exploration」

**一般部門

>優秀賞

太田広 (国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所)

「北海道における街路樹の管理と街路景観」


<<平成29年度(2017年度)

<応募状況>
口頭発表7件,ポスター発表19件の応募があった。

<受賞作品>

※委員会による選考の結果、以下の発表及びポスター発表が入賞した。

<口頭発表>

>優秀賞

藤井夢佳 (北海道大学 農学部)
「ノシバ(Zoysia japonica Steud.)種子の家庭用漂白剤による発芽促進」

王茂琪 (北海道大学 大学院農学研究科)
「知床の流氷観光における外国人利用者の意識」

※奨励賞該当作品なし

<ポスター発表>

>優秀賞該当作品なし

>奨励賞
越野拓哉 (室蘭工業大学)
「人生100年自体における農業を核とした交流・生活拠点」

小林佳弘(室蘭工業大学)
「地域課題解決に資する水族館のマネジメント」

佐々木のぞみ(札幌市立大学)
「Hide and Seek in Art Forest」


<<平成28年度(2016年度)

<応募状況>
口頭発表10件,ポスター発表22件の応募があった。

<受賞作品>

※委員会による選考の結果、以下の発表及びポスター発表が入賞した。

<口頭発表>

※優秀賞該当作品なし

>奨励賞

國米祐介 (北海道大学 農学部)
「札幌市の街路樹におけるベッコウダケ(Perenniporia fraxinea)の発生状況と発生要因」

伊藤大志 (室蘭工業大学 大学院工学研究科)
「都市公園における住民主体の維持管理活動に対する行政のインセンティブ付与に関する研究」

<ポスター発表>

>優秀賞

西川琴音 (室蘭工業大学)

「ランドスケープ分野におけるIoT(モノのインターネット)活用の可能性」

>奨励賞
河野雅輝 (室蘭工業大学)
「AGRI-NEWTOWN -農的介入と未利用ストック活用によるニュータウン再生ー」
善方諒太(東京農業大学)
「網走市北浜道路法面に移植したエゾスカシユリの成長・開花特性~移植2年目の経過~」


<<平成27年度(2015年度)

<応募状況>
口頭発表14件,ポスター発表17件の応募があった。

<受賞作品>

※委員会による選考の結果、以下の発表及びポスター発表が入賞した。

<口頭発表>

>優秀賞
大友友貴 (北海道大学 大学院農学研究院)
「サワギキョウの埋土種子形成と播種から開花までの期間」
稲葉彩夏  (北海道大学 大学院農学研究院)
「都市近郊林における野生生物への餌付けの実態と利用者意識」

>奨励賞

渡邊望未 (室蘭工業大学 大学院工学研究科)
「商店街の活性化に資する街路樹のマネジメントに関する研究」
羽場内玲 (北海道大学 農学部)
「北海道におけるプレーパーク主催団体の現状と課題」

<ポスター発表>

※優秀賞該当作品なし

>奨励賞
八幡雄次郎 (北海道大学 農学部)
「北海道における藻場の保護状況」
木村美咲(札幌市立大学 デザイン学部)
「視線による日本庭園の手法の分類と作庭計画」
川野夏希(北海学園大学 工学部)
「街区公園の役割とその必要性について」


<<平成26年度(2014年度)

<受賞作品>
※委員会による選考の結果、以下の発表及びポスター発表が入賞した。

<口頭発表 優秀賞>
山崎嵩拓 (北海道大学)
「土地利用を跨ぐ河川軸に着目した沿川景観特性に関する一考察」
池田汐里  (室蘭工業大学)
「地域課題の解決に資する基盤形成に向けた市民参加型の公園づくりに関する研究」

<ポスター発表 優秀賞>
渡邊望未 (室蘭工業大学)
「商店街の活性化に資する街路樹のマネジメントに関する研究」
※画像(PDF)
湯上真亜子  (室蘭工業大学)
「集合住宅におけるランドスケープビジネスの共通価値の可能性」
※画像(PDF)


<<平成25年度(2013年度)

<応募状況>
合計18作品(4大学)の応募があった。

<受賞作品>
※委員会による選考の結果、以下の作品が入賞した。

<優秀作品賞>
西澤 蓮 (室蘭工業大学)
「都市緑地に対するカーボンオフセット制度の適用と可能性」
※画像(PDF)

<佳作>
浅野裕一  (室蘭工業大学)
「住宅地におけるハビタット価値の現状とその向上に資する緑化計画に関する研究」
小西雄大  (北海道工業大学)
「寒冷地における児童の遊び空間の季節変化に関する研究」


 <<平成24年度(2012年度)

<応募状況>
合計18作品の応募があった。

<受賞作品>
※委員会による選考の結果、以下の作品が入賞した。

<優秀作品賞>
杉山兼一郎 (室蘭工業大学)
「卒業論文中間発表「緑地空間に対する環境性能評価・認証システムの今後の展望(仮)」


<佳作>

大橋沙亜弥  (札幌市立大学)
「ル・コルビジェの打ち放しコンクリートの建築物の変遷に関する研究」
藤原直人  (北海道工業大学)
「高齢者の日常的余暇活動・人的交流に関する研究」


 <<平成23年度(2011年度)

<応募状況>
合計18作品の応募があった。
参加校は札幌市立大学,専修大北海道短期大学,北海道大学,北海道工業大学,室蘭工業大学の5校であった。

<受賞作品>
※委員会による選考の結果、以下の作品が入賞した。

<優秀作品賞>
藤原一暢 (北海道大学)
「石狩海岸におけるイソコモリグモの分布状況」
※画像(PDF)

<佳作>
大谷勇輔君  (室蘭工業大学)
「都市公園における公園管理ボランティアの活動がソーシャルキャ ピタル形成に及ぼす影響に関する研究」
※画像(PDF)
房田順睦  (北海道工業大学)
「児童の描く10年語の未来に関するスケッチ分析」
※画像(PDF)

<特別賞>
造園学会 東日本大震災に関する全国学生デザインワークショップ6班
五十嵐くるみ 小林有里 三上真奈 後藤みさと (札幌市立大学)
薄井隆生 大佐古和明 小野祐平 (日本大学)
梅森満菜 (宮城大学)
「浜とどう生きるか」
※画像(PDF)


 <<平成22年度(2010年度)

<応募状況>
「計画・設計部門」に6作品、「調査・研究部門」に13作品、合計19作品の応募があった。
参加校は北海道大学、室蘭工業大学、札幌市立大学、酪農学園大学の4校であった。

<受賞作品>
※委員会による選考の結果、以下の作品が入賞した。
【調査・研究部門】
<優秀賞>
東 もも子(札幌市立大学)
「人がトイレ空間に抱くイメージや認識」
<佳作>
近藤 敬宏(室蘭工業大学)
「都市部における農業体験の新たな展開の可能性」

【設計・計画部門】
<佳作>
鄭 亜紀子(北海道大学大学院)
「海のフラグメント」

<受賞作品の評価>
部門別入賞作品に関する選考委員からのコメントは下記の通りであった。
【調査・研究部門】
「優秀賞を受賞した作品は、トイレ空間に抱く認識について全体的にわかりやすくまとめられていたことが評価された。また佳作を受賞した作品は、市民農園等を農業体験の場として調査しようとする姿勢がよく伝わっていると感じた。」
【設計・計画部門】:
「コンセプトの発想が面白いことと他の作品に比べて比較的無難な印象であった。デザインについては展示枚数も限られているせいか、今後に期待するところが大きい印象であった。」


<<平成21年度(2009年度)

<応募状況>
合計11作品の応募があった。
参加校は北海道大学、北海道工業大学,室蘭工業大学、札幌市立大学の4校であった。

<受賞作品>
※来場者投票による選考の結果、以下の作品が入賞した。
<優秀賞>
阿部 亮介(室蘭工業大学)
「大規模小売店舗における外部空間の緑化手法に関する提案~コープさっぽろ東室蘭店をケーススタディとして~」
<佳作>
及川 昌樹(北海道大学)
「感じる公園」
<佳作>
寺澤 克俊(室蘭工業大学)
「登別市ふぉれすと鉱山の森林保全管理に資する環境評価に関する研究」