208:札幌の山の色景色

安東 勇人(北海道大学農学部)

要旨:都市緑化フェアin熊本の札幌市としての案として考案いたしました。札幌市は山に囲まれており、季節によって色を変えながら市民に憩いを与えてくれる景色を表現いたしました。冬は斜面を活かしたスキー場となり、多くの市民が札幌ならではの楽しみを享受しています。白い花で斜面にするだけでなく、ハンギングバスケットにすることで降りしきる雪を表現しました。また夏にはラベンダー畑や広大な花畑が札幌だけでなく全道で楽しめます。斜面を覆うカラフルな花畑は北海道ならではではないでしょうか。季節の色をギュッと一つにお楽しみください。

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208:札幌の山の色景色」への8件のフィードバック

  1. 札幌の街中から見える藻岩山スキー場の情景が目に浮かんで来ました。大通公園のデザインも麓に施され、札幌周辺の箱庭的花壇デザインで良いと思います。
    中でもゲレンデに降雪を表現するハンギングバスケットを入れたのがアクセントになっているのと、コニファー群の左右で札幌の冬期と夏期を表現できているのが魅力的です。
    札幌の花壇デザインなので、美瑛の四季彩の丘ではなく国営滝野すずらん丘陵公園カントリーガーデン(冬期はファミリーゲレンデ)など、札幌市内の空間がデザインモチーフとして設定されていたら、なお良かったと感じました。

    • 福原さん。
      コメントありがとうございます。色合いだけでなく、傾斜やハンギングバスケットによる風の流れなども表現できればと思いデザインしました。
      たしかに滝野すずらん丘陵公園の風景を取り入れられれば、より札幌市の色が出せたのかなと思います。カントリーガーデンをどこまで傾斜に合わせたら取り入れられたのかなと。

  2. 斜面を用いて異なる風景をいかに表現するか、工夫されたことが伝わります。他の方にも通じる質問となってしまうのですが、この提案の規模(寸法)はどのくらいになるでしょうか。規模によってイメージをより具現化するための花の種類、高さ、密度などをどのように工夫したかをかきこまれるとさらによいと思いました。

    • 野村さん。
      コメントありがとうございます。
      スケールがごっそり記入されていなかったことは反省点です。
      スケールはおよそ2.5m四方で、斜面の頂上は30~40㎝を想定しています。色だけでなく花の植わっている様子を絵で表現できればよかったです。

  3. 北海道らしい風景を彩るライラック、ラベンダー、コスモスなどの植物を別の植物で表現するというアイデアに感心しました。また場の区切りや季節性も取り入れるなどの工夫が多く楽しめました。

    • 篠宮さん。
      コメントありがとうございます。
      熊本と北海道で異なる気候の中で、北海道らしさを表現することの難しさをあらためて思い知らされました。逆に、それだからこその北海道らしさなのかもしれませんが。。。

  4. 道外の人が抱く北海道のイメージを見事に取り込んでいると思います。
    (素材が札幌限定としたら少し反則気味ですが)
    熊本県民は札幌と札幌以外の区別はほとんど付きません。(元熊本県民)

    • 坂本さん。
      コメントありがとうございます。
      私も道外出身ですので、北海道のイメージは比較的つきやすかったです。確かに札幌以外の北海道要素が少々入っていることは事実ですが、札幌近郊として札幌から近くに美しい花畑があると認識していただき、北海道・札幌を訪れてくれる方が一人でも増えればなと思います。

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