220 北海道南部海岸における外来種オニハマダイコンの生育環境について

辻 倖成 (北海道教育大学(函館校)国際地域学科)

要旨:オニハマダイコンCakile edentula(Bigelow)Hook。は北米原産の外来植物である。本種は1981年に初めて国内での生育が確認され、その後多数の生育が報告されている。北海道中北部においては、オニハマダイコンの出現する群落の組成に関する研究はあるが、道南地域では調査されていない。そこで本研究では、道南地域におけるオニハマダイコン群落の立地と、在来植物に与える影響を明らかにすることを試みた。予備調査の結果、オニハマダイコンは海浜の汀線から最も近い打ち上げ帯に10個体から1000個体以上の個体群を形成して生育していることが分かった。ハマニンニクやオカヒジキなどに影響を与えていると考えられるので今後詳細を検討したい。

 

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218 外国人旅行者から見た都市公園における観光の可能性

葉 羽容(北海道大学大学院国際広報メディア・観光学院)

要旨:都市公園はパブリックコモンズである。従来の利用は地域住民が中心で、都市公園は均質化の状況にあった。日本では2017年に都市公園法が改正され、各地で公園活性化の取組みが見られた。また、じゃらんの研究冊子から外国人観光客が都市公園を訪れる意向が高いということが分かった。本研究では札幌市の都市公園を対象として、2021年にインバウンド観光が戻るのを前提に、都市公園を訪れる外国人旅行者の利用状況と意識調査を行う。結果として公園における外国人旅行者のまなざしとニーズを解明し、都市公園という空間を見直したいと考える。

 

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217 地方創生の観点からみた都市公園ビジネスに関するサウンディング・公募の新たな展開

三浦 大和(室蘭工業大学工学部)

要旨:従来、都市公園では、地方公共団体が財政負担の緩和や利用者の増加を目的とした取り組みを行ってきた。近年では、都市公園ストックの有効活用に向け、官民連携による都市公園ビジネスを念頭にPark-PFI制度が創設され、今後、地方創生に資する都市公園ビジネスが期待されている。このように官民連携や地方創生の重要性が高まる中、都市公園ビジネスに関する「地方公共団体の目的意識」の変革が求められる。そこで本研究では、都市公園ビジネスに関するサウンディング及び公募要項から「地方公共団体の目的意識」を明らかにし、地方創生の観点から都市公園ビジネスに関するサウンディング・公募における新たな展開について検討する。

 

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